「エル ELLE」

フランス語で彼女という意味らしい「エル ELLE」を観てきました♪
「エル ELLE」は同名の女性誌を購読していたことがあり興味をそそられました。
当たり前ですが、映画の世界観は全く別物でした。
ヒロインは突然、自分に起こった不幸を自分だけで解決しようとします。
この強さはどこから来るのだろうか?と感じながら観ているうちに、
彼女の社会的地位、父親が起こした事件、現在の家庭環境が次第にわかってきます。
元夫と息子、友人の夫との関係、隣人夫婦、彼女と暮らす猫。
ロシアンブルーかな?と一瞬思いましたが、短毛なので多分違うかも……
猫と暮らしたことがある方はご存知だと思いますが、
猫から観察されているような不思議な感覚を映画の中でも感じ、
観ている自分も猫になったような不思議な感覚にもなりました☆
父親のせいで強くならざるをえなかった女性。そして、その弊害なのか頼りない夫。
生まれたばかりの明らかに肌の色が違う子を自分の子だと言う息子。そして、その妻。
自社のゲームソフトの試作段階で男性顔負けの支持を出すのにも凄いな~と感じましたが、
これくらいでないと良いものができないとも、どの世界でも同じなのだなとも思いました。
「ボーヴォワールを読む女なんて」とヒロインが揶揄するようなシーンがありドキッとしました。
若い頃、読んだためか『第二の性』に共感したというよりも、サルトルに男の身勝手さばかりを感じ、
ボーヴォワールはサルトルの一体どこが良かったのだろう?という疑問ばかりが残ったのを憶えています。
ヒロインが犯人だと知ってか知らずして、かなり大胆な行動にでます。
犯人を追い詰めるだけのためだったのか?それとも?と後から謎が深まるばかりでした。
苦手なシーンが映画『共喰い』と重なり、観ている間も思い出してしまうので困りました。
友人と久しぶりに会って、映画でも観ようということになり、観たい映画の上映時間が合わずに、
芥川賞受賞作原作ということもあり観てみようかと……
観賞後は、やっぱり観なかった方が良かったねと言い合った二人には苦手な映画でした。

ヒロインが警察を頼らずに自分で解決しようとするのは物語上は理解できましたが、母親としては無理でした。
息子に自分を守るためとはいえ、そこまでさせる必要はあったのかとも考えさせられました。
これ以上はネタバレになりそうなので控えますが、ヒロインよりももっと怖い女性がいました。
そんな強く頭脳明晰な女性に引越していく犯人の妻が夫が病んでいたこと、
それに付き合ってくれた事への礼を述べる場面です。
信仰心が深く、良妻そのものにしか見えなかった女性がこの時ほど怖く感じられたことはありません。
もう一人、浮気相手の妻であり共同経営者の女性との関係もでした。。。
現実の世界もそうですが、人は外見だけでは計り知れないことが多いです。
この映画で感じたのは男性の弱さと女性の圧倒的な強さでした☆
今日も感謝でいっぱいです♪
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