『伴走』   2003

すくっと はるか彼方みつめて 地上に降り立つ白き神 あの向こうに夢があるなら いっしょに探してあげるよ この手綱をしっかりと離さぬよう すくっと はるか彼方めがけて ともに走ろう雄姿 ほら 私はいつも あなたのそばを走ってるよ

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『小夜曲~セレナーデ』   2004

夜の森を飛び越え幽かに聴こえ来る それは妖精たちからの贈り物 シャンシャンシャン 壊れゆく森の悲鳴にあなたは嘆き 木々のざわめきに舞い踊る 妖精たちが静かに別れを告げる 時を止めることができたなら あなたへの小夜曲も 心おきなく奏でることができますのに

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『わたし~夢』       2003

暗いお空を飛んでいた 夢の中で飛んでいた 月と星がキスしてた あらあら なんて素敵なピアス でもでも 片っぽしかないなんて 月さん月さん 兄弟姉妹は? おバカな質問したもので星ににらまれ退散します 雲の中を飛んでいた 夢の中で飛んでいた 綿菓子のようだけど 手を伸ばしても掬えない 夜は夜とてそんなこと 昼は昼とてこんなこと わたしの夢 昼見る夢も  …

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『アリバイ』    2002

ここからここまでいないから 私のカレンダーに 線ひくあなた 淋しいよ 便利なことば 風船のように膨らませる 帰ったら 電話するから あなた 微笑むけど いっぱい いっっぱい 充電してって 心さびれて 壊れちゃうから それとも リモコン操作する?

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『装~ケンタウロス』   2004

髪を梳いても隠せない たとえ私がドレスで装っても きっと あなたは見透かすでしょう だったら せめて 心だけは汚さぬように隠れていましょう そして そして あなたは溜め息まじりに本を閉じ 私は微笑みながら生き続けるのです あなただけの神話の中で いつまでもいつまでも

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『真夏日』    2002

逢いたいを二乗して それでも足りなくて 三乗四乗五乗して 声を聴きたくて 顔を見たくて 台風が過ぎたら また会えるよと だけど 時には聞き分けのない女になりたくて いつもいつも あなたを感じていたくて 駄々っ子の私を 今日 殺したい

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